2016/05/20
さて いよいよ産地の話です
どの産地から話をするのがいいのか 悩みましたね
どの産地の話をしても「なんでそこなの?」と突っ込まれそうで…
ということで 地元の産地の話をさせていただきます
石川県にも茶園がかつては2箇所ありました
一つは能登にありました 中居茶というものです
現在の穴水町中居です ここは鋳物の郷として有名なのですが 実は歴史的に山のお茶を作っていました
今も少しだけ作ってくださっている方が残っています なんとか残していきたいものです
そして もう一つは加賀茶です
茶園は「打越製茶農業協同組合」が管理しています 場所は加賀市打越です
ここは 茶のみの「加賀煎茶」の里です


左は 葉茶60g入り 右は袋茶2g×10包入り
※現在は原料枯渇のため販売休止(6月1日から再開予定)
北は 加賀三湖(柴山潟/木場潟/今江潟 ※今江潟は干拓され消滅)に海からの冷たい風を守ってもらい 西は動橋川(いぶりばしがわ) 東は前川と梯川(かけはしがわ)に守られ そして南には霊峰白山を仰ぎ見る台地に存在します
ここは現在では加賀平野の米どころとなっていますが 3haだけ茶園を経営されており 緑茶や棒茶だけでなく 紅茶も生産し「加賀の紅茶」として県内外に愛好者がおります
この茶園の興りは次の通りだそうです
江戸時代初期三代藩主前田利常公が京の茶商を加賀藩に招き茶園作りを指示しました
現在の小松市から福井県三國の方まで広がる大茶園になったそうです
その茶商が現在小松市で日本茶専門店を営んでいらっしゃる「長保屋茶舗」さんのご先祖様だそうです
それぐらい広い茶園でしたので 明治の頃は 宇治に次ぐ生産量を誇った時期もあったようです
ただ いい土壌であったため 農業経営として稲作が推奨され 水田に切り替えられたのが戦後であったそうです
つまり この土地は 水田にしてもいいぐらいの土があるんです
粘土層ではありますが 黒土で滋養豊富な土壌だそうです
この加賀茶の特徴は スッキリとしています

他の大産地のお茶に比べたら旨みは少ないですが 飲みやすいスッキリとした風合いです
将来的には 碾茶(抹茶原料)が作れるような茶園にしていきたいと思っておりますし そのためにも 茶のみは加賀茶の産地を盛り上げていきたいと思っております
6月に入れば加賀煎茶の新茶が出来上がりますので 是非 ご賞味ください
5月29日(日)には 茶摘み体験会も開催します
(問い合わせは 茶のみ まで info@cha-nomi.com TEL 076-227-9400 FAX076-227-9924)
霊峰白山に抱かれた江戸時代から続く「加賀茶」
是非 覚えておいていただきたい茶園の一つです

今回もお読みいただき ありがとうございます(多謝)
【おまけ】

小松うどん
打越の茶園は加賀市ですが お隣の小松市では「小松うどん」が有名です