2016/05/19
産地によってお茶の味が違うことにお気づきですか?
茶のみで以前から扱ったことのある産地は 南から種子島/鹿児島頴娃/鹿児島知覧/宮崎高千穂/宮崎五ヶ瀬/福岡八女/佐賀嬉野/山口小野/京都宇治/奈良月ヶ瀬/滋賀朝宮/石川加賀/三重亀山/愛知西尾/静岡天竜/静岡掛川/静岡牧之原/静岡川根/静岡本山/神奈川足柄/埼玉狭山 の21産地です
全国には実に170有余の産地があります 産地とは〇〇茶という地名由来のお茶がある地域のことです
茶のみでは まだ 全国の12%程度しか扱ったことが無いことになります まだまだです
静岡県内の茶商(荒茶原料の卸商のこと)でも 取り扱ったことの無いお茶の方が多いと思います
まだまだ品揃えを増やしていけそうです
さて では何故お茶がこんなに日本国中に広まったかというと お茶の木は育てやすいんです
昨今は主に接ぎ木で育てていく場合が多いですが 昔から「茶は根付く」と言われ 畑に活着しやすい農作物なんです
古い人なら 畑や家の垣根にお茶の木を使っていたことを思い出す方もいらっしゃると思います
余談ですが 最近では仏事によく使われることの多いお茶ですが 先ほどの「茶は根付く」という言葉から 昔は結納品の中に入れられている縁起モノでした
今でも東北や九州の一部では縁起モノとして使われているそうです

茶のみの「上級袋茶シリーズ」は縁起モノに使っていただけるように
水引をあしらってあるんですよ
さて 産地の話の続きです
米も野菜も作る場所を変えると味が異なるのですが 品種の味違いの方がピックアップされることが多いので 今一つ伝わりにくいですが コーヒーやワインを思い出してください
特にワインは同じ品種でも産地によって味が異なりますよね
お茶もそうなんですよ
理由はいろいろとあります
まずは土 その土地の土の栄養分や質によって味は変わります たとえば粘土質な赤土か? 水はけの良い養分豊富な黒土か? 山の上の霧深い場所か? 海に近いところか? なだらかな緩斜面の日照時間が長い場所か? 日本海側のようにあまり日照時間が短い場所か? 川や湖に挟まれた霜が降りにくい場所か? 昔 よく洪水が起きて土の入れ替えが激しかったところか? などなど いろんな条件により育まれてきたその土地の「土」によって味は変わります
粘土質な赤土で水はけがよくない場所は渋味(苦み)が強いお茶ができやすい傾向にあります
一方で養分が豊富な黒土の場所では 味に深みがあるお茶ができやすいです
霧深い場所では スーッと抜けるような煎茶特有の渋味を持ちやすいですし 日当たりの良い場所では 強い渋味を持ったお茶ができやすい傾向にあります
このように産地によっても味に違いが出てくる理由があるのです
従来 お茶はその土地で出来たモノをその土地で消費する いわゆる地産地消されていたので 産地による味の違いなどは意識されてきませんでした
しかし 現代になり 日本に住む人々もいろんな場所のいろんな名産品を目にする機会が多くなりました
茶のみ のような日本茶専門店は 日本でも産地の数が多い農産物である「日本茶」を扱わせていただいてるので やはり皆様方に 産地による違いや品種による違いをお届けしたいと思っております
次回はいよいよ個別の産地の話をさせていただきます
今回もお読みいただき ありがとうございます(多謝)
【おまけ】

茶の木は 花も咲けば 実もなります
ツバキ科の植物ですので 実は絞れば茶油となります