西上寛の日々ブログ

日本茶の逸品 掛川深蒸し煎茶

2017/06/11

茶のみのニシウエです
そろそろ 深蒸し煎茶のことを書かないと産地の方に叱られるかなぁ と背中に視線を感じていたところです

茶のみで仕入れさせていただいている 深蒸し煎茶の故郷は 静岡県掛川 中山峠です

今では茶園が広がる風景も 江戸の昔は 東海道の中でも難所とされた日坂と呼ばれていました

この茶園では 主に深蒸し煎茶が作られています

深蒸し煎茶の葉は その水色とは対照的に浅い緑色です

しかし その水色は 濃厚な緑色です
生葉を蒸す工程が 煎茶よりも長い(深い)ので 茶の葉が細かくなることから 成分が出やすいと言えます
香りは 緑茶特有の爽やかないい香りがします
そして その風味は 緑茶特有のいい渋味が喉を通り そして その後ふわっと緑茶の甘みが口中に戻ってきます
深蒸し製法ならではの味わいですね


一煎目を淹れたあとの 葉はふかふかとして まだまだ 美味しいお茶を出してくれそうな雰囲気です
実際 今年の八十八夜摘みの深蒸し煎茶は 三煎~五煎しっかりと味わえます

日本茶の渋味と甘味の余韻が味わえる深蒸し煎茶

日本茶の逸品です