西上寛の日々ブログ

敢えて言おう「糖質off」に物申す

2017/05/17

茶のみのニシウエです
昨今 糖質が悪者扱いされています 糖質の本質を分かった上で 糖質offという声を上げているのでしょうか?

糖質を言い換えると 炭水化物です
三大栄養素の一つです 三大栄養素をは 炭水化物 タンパク質 脂質 のことで 生物の構成要素として非常に大切なモノです

糖質を制限せざるを得ない病気の代表として 糖尿病がありますが 昨今 現代人の筋肉量の減少や脂質の過大摂取などでメタボリックシンドロームが問題になっています 私もご他聞に漏れず メタボ体系なので説得力ありませんが 糖質や脂質が問題なのではありません

では 何が問題か?
まず 運動をしないこと 次にバランスの取れた食事をしないこと 大きくはこの2点です

運動については 週2日以上の有酸素運動が最低限必要だと言われています

一方 食事については いろんな人がいろんなことを述べています
ただ 厚生労働省が策定している「日本人の食事摂取基準」を理解して述べている人が非常に少ないです

ある人は 炭水化物の制限をした方がいいと言いますし ある人は脂質の質が問われていると言います
何が正解なのかは 味覚の問題も絡んでいるので なかなか難しいです

つまり 人は味覚が敏感なので 自分の好みの味を求めると同時に 栄養成分の制限をかけようとするので ややこしくなります
その際 旨みのもとになるのは 実は脂質だったりするのをご存知ですか?

脂質を制限したり 質の違うものを使うことで 味がかなり変化します

糖質に関していえば あまり制限しずぎると血中濃度が低下することで エネルギーが乏しくなり 脳が動かなくなる可能性もあります
糖質=甘みではありません むしろ 糖質=エネルギーと覚える方が良いでしょう

良質のタンパク質を摂取しても この糖質=エネルギーが無いと 筋肉や骨を作ることが出来ません
また ビタミンの中でも 脂溶性のもの(A,D,E,Kなど)を効率的に吸収するには 脂質も適量摂取することが必要です

要するに バランスです
バランスを欠いているメタボの人たちは 糖質や脂質を制限することが求められることもありますが 健常体の人が糖質制限すると脳の活性化を著しく落とすことになりかねません

例えば 市民ランナーの皆さんなら覚えがあるでしょう
糖分のないスポーツ系ドリンクは 水分の補給が出来ても エネルギーの補給は出来ませんよね

バランスを考えた食事と適度な運動を心がけ 生活の質(QOL)の向上を意識しましょうね

決して 糖質制限などという言葉に惑わされてはいけませんよ
適度な運動とバランスの取れた食事 これが大切です

以上 栄養情報担当者の資格を持つ ニシウエがお届けしました

今回もお読みいただき ありがとうございます(多謝)

【おまけ】

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