西上寛の日々ブログ

抹茶の味も産地によって違うって知ってましたか?

2016/05/27

抹茶の生産地は石臼で挽く前のもの「碾茶(てんちゃ)」の生産地です
全国茶生産団体連合会がまとめた平成26年の碾茶の都道府県別生産量は 合計1,969t 多い順から京都府818t 愛知県539t 静岡県269t 奈良県120t 三重県116t 岐阜県55t 福岡県35t 滋賀県14t 埼玉県2t 島根県1t その他13t となっています
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碾茶の葉 これを石臼で挽きます

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茶園では 玉露と同じように摘採の3週間前ぐらいから覆いをして カテキン量を抑えて アミノ酸量を多くします
つまり 旨味を多くします

緑茶が産地によって味わいが異なるように 抹茶も産地によって風味が異なります

例えば 碾茶生産量第5位の三重県産 伊勢抹茶 の場合 全部が全部ではありませんが キレの良い渋みが強いです
例えば 碾茶生産量第2位の愛知県産 西尾抹茶 の場合 全部が全部ではありませんが 華やかな香りが強いです
例えば 碾茶生産量第1位の京都府産 宇治抹茶 の場合 全部が全部ではありませんが 程よい香り 程よい渋み 程よい甘み とバランスが良い抹茶です

では 煎茶はどう?と言いますと 同じような感想になります
愛知県西尾産の煎茶には まだお目にかかっておりませんが お隣静岡県浜松市天竜産の煎茶は 華やかな香りとどしんと来る渋みが特徴です

三重県伊勢産はかぶせ茶が多いので 甘みのあるお茶が多いですが 露地栽培の煎茶は キレの良い渋みが特徴です

宇治煎茶は バランスがいいですね 人によっては物足りないと感じるようです

そんな産地別の抹茶も 茶のみには 用意しておりますので よろしかったらお試しください
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今回も最後までお読みいただき ありがとうございます(多謝)

【おまけ】
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抹茶をもっと楽しんで欲しくて フルーツ抹茶のワークショップを開催します