西上寛の日々ブログ

ジェンダーフリー

2021/07/01

茶のみ仲間のニシウエです
ウチの会社では 男性よりも圧倒的に女性が多いです

しかも 総合職で働く正社員は 女性が4名 男性が1名 小売部門のパート・アルバイトは 女性が8名 男性が4名です

ジェンダーフリーについて 多くの意見があります
ジェンダーフリーとは「従来の固定的な性別による役割分担にとらわれず、男女が平等に、自らの能力を生かして自由に行動・生活できること」と定義されています

今年から来年にかけて 事業拡張に伴い 正社員の募集をしています
小売部門と製造部門です

特にウチの製造部門では 職人候補を募集しているのですが そこに女性の応募が多いです
びっくりです

でも 多くの女性の方には 申し訳ないのですが 職人候補の募集には お断りをさせていただいています
その理由は 性別による就業の制限です

つまり 結婚(出産)前の女性は 職人として 働き始めたとしても 妊娠がわかると技術習得がおぼつかなくなります
子育て期間も入れると 入社して 3年後に結婚出産をし 復帰して出産し を繰り返して3人の子宝に恵まれた場合 末っ子が手を離れて現場復帰しても 一人前になるには 入社後15年から20年かかります
そのころには その社員は40代半ばになってしまいます

そうすると技術の習得と継承に伴う 時間とコストは莫大になり 生産性が良いとは決して言えません
また 妊娠すると重い原料を持てなくなりますし 荷物の上げ下ろしもできなくなりますし 妊娠すると嗅覚も味覚も変化する場合がありますので 安心して製造を任せられなくなります

出産後も 時間的に制限されてしまいます
配偶者の理解を得て 十分に時間を確保できる方もいますが それでも 性差による体力差がある場合も多く (例えば かなりの力持ちなら別ですが) 必要な作業が十分できない場合もあります

もちろん すべてオートメーションで製造し 味覚・嗅覚もAIの活用ができればいいのですが ウチの現状はそうではありません
まだ 人間の官能に頼る部分が多いです

技術の継承は とても課題です
仕事の能力も男女差はないと思います
しかし 体躯の性差と出産という性差は 如何ともしがたいのが現実です

男女差別はしたくありませんし 能力に差があるとは思いませんが…
悩ましい問題です

でも 一方で 小売部門やそれ以外の総合職では 女性でも男性でも関係ありません
むしろ 女性のほうが 安心して仕事を任せられる部分も多いです

カラフルでハッピー つまり 多様性のある働き方のためには それぞれのできること=役割を認識しながら 適材に適所を配置することが大切だと思っております