西上寛の日々ブログ

お茶は薬ではありません

2020/04/10

茶のみ仲間のニシウエです
緑茶成分のエピガロカテキンガレートが新型コロナウイルスに有用ではないか?というニュースが まことしやかに流れているようです

もしも そうなら 釜炒りの緑茶が飲まれている中国であんなに拡散するとは思えません
「え?中国は烏龍茶じゃないの?烏龍茶にはエピガロカテキンガレートって少ないって聞いたけど…」
そうおっしゃる方もいるでしょう…

でも 考えてください
お茶は中国発祥であり 緑茶の製造は日本よりも多いんです
2016年の緑茶の国別生産量は 中国1,550,000t 日本は76,900t です
緑茶の生産量であって ウーロン茶の生産量では無いんです
ちなみに 緑茶の生産量第1位は中国 第2位はベトナム(90,000t) 第3位は日本です

茶は かつて薬でした
これは 古代中国の頃の話です 薬がなかなか手に入らない時代です

しかし 現代では医学の進歩で茶以上に有用な薬が西洋医学 東洋医学問わず たくさんあります
もしも 百歩以上譲って 緑茶のエピガロカテキンガレートが 新型コロナウイルスに有用であるなら とてもステキなことです
でも エビデンスが無い中で 振り回されるのはやめましょう

お茶は 生活を豊かにしてくれます
水分を適度に摂ることは 体にイイことです

やはり 体のためには食事と運動とそしてお茶にしましょうよ
折角の巣ごもりの時代です
茶のみ仲間は たくさんの美味しいお茶をご用意させていただきます
みなさまのお茶のある暮らしをステキにできるように これからも精進してまいります