西上寛の日々ブログ

日本茶の逸品 大和月ヶ瀬茶

2017/06/16

茶のみのニシウエです
私の出身地が 和歌山県九度山町であることは 再三 このBlogで申し上げて参りました

実は 子供の頃 一番身近に感じた茶産地が今回ご紹介する 大和月ヶ瀬です

奈良県の北東部に位置する月ヶ瀬は 北西に宇治  北東に朝宮  西に伊賀上野 と上質な茶園が点在する山の中にあります

標高が300m ほどとさして高いわけではありませんが 霧が発生しやすく 黒土の多い なだらかな山地が続く山の御茶の山地です

これだけで いい煎茶を産する条件が揃っています

濃緑な伸びの煎茶は 香りも高く 既に美味しそうです

70℃程度に冷ましたお湯で 淹れた月ヶ瀬の煎茶は 茶の葉の状態そのままに すっきりとした水色に少し渋みがかった甘い香りが特徴的です
味わいも すっきりとした口当たりの宇治の流れの中に 甘みのある旨みが口中全体に広がります

一煎目の後の茶葉は まだまだ開ききらず 二煎目 三煎目への期待を高めてくれます

大和月ヶ瀬茶  本当に美味しい日本茶の逸品です