西上寛の日々ブログ

俯瞰して見る 水平から見る

2017/05/24

茶のみのニシウエです
今週日曜に宮崎に出張し 今日は陸路福岡に入りました 久々の福岡です

福岡 特に博多は大陸からの表玄関として古くから賑わいを見せています
大陸からの表玄関としては 時に平戸や松浦 江戸時代には長崎(出島)がその役割を担ってきました

大陸から入った文物は 蒸気船が出現する近代まで 下関を渡っては なかなか いけませんでした
理由は赤間ヶ関(関門海峡)の潮流が激しく入れ替わるため 九州と本州を手漕ぎや帆船の木造船で渡るのが困難だったからです

では どういうルートを通ったかというと 徒歩と船の場合 久留米あたりから筑後川流域を東進し 日田を通って 別府湾に向かい 別府湾から瀬戸内を通って 大阪湾南部 今の堺と大阪の境界あたりの大和川近辺に船をつけ 現在の淀川流域の湿地帯を避け 河内平野を通って大和に入り 京に北上したようです

九州では今でも 西からの長崎道 東に向かう大分道 南北を貫く九州道がぶつかる点として 久留米や鳥栖あたりは交通の要衝となっており 北部九州だけでなく 九州全域の経済を支えています

このように地域を俯瞰し 交通障害を水平から見ることで 見えてくる地域の活かし方があります

みなさんが住んでいらっしゃる地域は どうですか?
改めて 考えてみると 今まで見えてこなかったものも見えてくるかもしれませんね

今回もお読みいただき ありがとうございます(多謝)

【おまけ】

福岡に来ると食べたくなるものがあります!