西上寛の日々ブログ

仕掛けるときは 確信を持って仕掛ける

2017/04/22

茶のみのニシウエです
久々に 金沢の店舗でゆっくりと(?)事務処理をして過ごしました 新茶の発注も出来たので お茶屋としてホッとしました

さて ご存知の方もいらっしゃいますが 今年度から宮崎県の水産物のブランディングと販売促進のアドバイザーとして 宮崎県漁連さんと仕事をすることになりました ご縁をいただけたので ご恩を実らせお返ししないといけません

今年度から宮崎県漁連さんと正式契約したとはいえ 契約後に動き始めても遅いので 昨年度途中から 漁連さんと関係のある水産加工会社さんと別途契約して商品開発やブランド作りの基礎作業をさせていただいております

4月に入り 早速その成果が目に見える形になりました
今年の1月25日のBlogで『鱶(ふか)のこと』をお話させていただきましたが その『鱶(ふか)』つまり 鮫(サメ)を使った商品がイオン九州とマックスバリュ九州にて販売されました

亡き実父が フカの湯引きが好きでした
夏になると 鱧(はも)よりも鱶(ふか)が好きで 酒の肴として よく親父が美味そうに食っていた姿を覚えています

私も好きですね たんぱくなのにフワフワしている食感なのに 食ったぁ!という感覚があって不思議な魚です
今回は湯引きの他に フライも大好評だということです

ところで 今回の鱶(ふか)の仕掛けについては 流れるような官民連携でトントンと進みました
モノさえよければ売れる というわけではありません

もちろん 最初はおっかなびっくりで 試食をしてもらったのですが 採用がほぼ決定になると 民主導でイオン九州やマックスバリュ九州と間に入ってくれている商社や卸とやりとりをしながら 官(県庁および漁連)が各種資料や販促物の提供で遅滞なく民間加工メーカーの要望を具現化させました

今回の私の役割は あまりありません 最初に鱶(ふか)は 湯引きもフライも美味しいので 商談することを進めただけです
なので 私の手柄ではありません 契約していただいている加工メーカーさんが一番がんばりました
そして 漁連および県庁が 良くサポートされました 動き出してからは ほとんど口も手も出していません キーワードをちょろちょろお伝えしたぐらいです

しかし 確信がありました
食って美味しいモノ そして 珍しいモノ 社会的正義のあるモノ この3点が揃ったモノで売れないモノは無いでしょう
今回の鱶(ふか)がそれにあたります

仕掛ける前に 展開が目に見えるものは 間違いなく生活者に支持していただけます
恐らく 宮崎および九州では 定番化されるモノになると確信しています(今後も継続提案することが条件ですが)

では 展開が目に見えないモノはどのように仕掛けるか?

展開を目に見えるモノにすればいいだけです
仕掛けるときは 確信をもって仕掛ける つまり 展開して生活者に支持をしていただけるようなシーンが思い浮かぶまでイメージしていくことが大切ではないでしょうか?

さて 次の展開を目に見えるモノにするために 明日からまた宮崎に入ります

今回もお読みいただき ありがとうございます(多謝)

【おまけ】

宮崎にも多くの魚種があがります