2024/10/09
茶のみ仲間のニシウエです
前職に入社して配属されたのが 北陸支店 つまり金沢でした
大学4年間を過ごした土地だったので 土地勘もあり 方言も理解できるので 新任地としてはかなり優遇されたと思います
そのころに 任された仕事の一つが いわゆるパン菓子店といわれる駄菓子屋よりもコンビニにちかい業態の個人小売店のアイスクリームショーケースの管理の仕事でした
当時は アイスクリームのメーカーがアイスの卸店経由で小売店にアイスクリームショーケースを無償で貸与し その代わりに そのショーケースの50%を自社製品を並べてもらう約束でした
その個人小売店のショーケースの中をコンビニのように定番棚割りを作って 売上効率 いわゆる生産性をあげることを提案していくのですが
小売店の売上を上げることは つまり自社の売上を上げることになります
当時の私は それ以外のことを考えたことを覚えています
つまり 定番棚割りを作ることで アイス卸の倉庫の中の品数を適正なものにしようとしたのです
現在のAmazonの逆の考え方です
アイスクリームは賞味期限が無いとはいえ 卸の冷蔵庫も 小売のショーケースも 容量には限界があります
1000アイテムを500アイテムで売上を維持できれば 仕入れコストも管理コストも下がる
つまり 在庫回転率がよくなるので 儲けが出やすくなると考えたのです
Amazonのように Cランク商品の構成比を80%にすることで 生活者が買えないものを無くすことも 売上の最大化を図る一つの方法です
が 在庫を倉庫に持たないといけない場合は 在庫回転率をあげることも重要な施策の一つです
入社2年目にそれを考えて 実行に移したことで 二つの側面が見えました
一つは 在庫回転率が良くなり 利益率が向上したこと
もう一つは やはり 生活者にとって 買えない商品が出てきたことで 売上の最大化を放棄しないといけなくなったことです
現在 茶のみ仲間では 袋茶が80アイテムを超えました
これは 製茶メーカーとしては 異例の多さです
売上の最大化を図るために お茶・コーヒーのマルチ化を図った結果なのですが 社会人2年目の自分の営業施策とは真逆です
では この状況で在庫回転率をどう上げるか?
それは 共通原料・共通資材を活用するということです
さくらのお茶を例に取ると
さくら緑茶・さくら香る加賀棒茶・グリーンルイボス&さくら・紅茶とさくら
この4つのさくら関連製品の「さくら」は同じものを使用しています
また 緑茶・加賀棒茶・グリーンルイボス・紅茶も他のブレンドティーやシングルオリジンの製品に活用しています
そうすることで 原料の在庫回転率を適正に保つ努力をし また資材も袋を同じものを使用することで 同じく在庫回転率の適正化を図る努力をしています
パッケージシールだけは 致し方ないですが 同じデザイナー 同じ資材メーカーに発注することで コスト低減を図っています
というように 社会人2年目の原体験が 今の茶のみ仲間に活かされています
これを 経験値を上げる と私は呼んでいます
マーケティングの裏には このような理屈が隠されています
経験は 人生の権利を得るための成果なのです