西上寛の日々ブログ

老心・喜心・大心

2018/08/06

茶のみ仲間のニシウエです
今日 茶のみに 曹洞宗の僧である 友人が遊びに来てくれました

話をしていて とてもステキな言葉をくださいました

『老心・喜心・大心』

曹洞宗で大切にされている『三心』のことです
『老心』は 孫や子供を愛するような慈しみの心
『喜心』は 喜びの心(人間に生まれた喜びや感謝 目の前にある生命の恵みに対しての喜びなど)
そして『大心』は 空の如く高く海の如く広い寛大な心

話の中では 特に『大心』について 海や空に例えて 説いてくださいました
曰く「海は 川から流れて来る すべてのもの それはいいモノも 穢れたモノも すべてを受け入れて 文句も言わずに 包み込んでくれます」
曰く「我々も そうありたいものです」
曰く「空も あらゆる生物が放ったもの いいモノも 穢れたモノも すべて受け入れてくれています」

空や海のような 大きな心で すべてを受け入れるには まだまだ修行が足りません
煩悩ばかりが 先立ってしまいます

しかし 「空や海のように 大きな心でいられるように 人間修業しないといけないよ」という教えを説いてくださった 友人に感謝です


空のように大きく高く  海のように広く深く
空海さんは それを知っていて僧名を 付けたのでしょうか?
※高野山山上の「蛇腹道」 好きな風景の一つです