2017/01/25
茶のみのニシウエです
お茶屋なのですが 最近 お魚の仕事をしています
私が和歌山県出身であることは このBlogで何度もお話させていただいております
和歌山では鱶(ふか)を食べる習慣があります
鱶(ふか)・・・つまり鮫のことです
この鱶ですが 日本の神話に深く関わっています 因幡の白兎のお話をご存知ですか?
あの白兎は隠岐の島から因幡の国(今の鳥取県)に海を渡ってくるのですが その際 ワニの頭数を数えてあげるからと言って ワニの頭を踏みつけながら 隠岐の島から因幡の国に渡るのですが その時に頭を踏まれていたのが ワニ つまり鮫のことです
山陰地区では 今でも鮫をワニといって食べる習慣があります
その他にも ひむかの国(今の宮崎県)の天孫降臨 瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の子の山幸彦と結婚した 豊玉姫神(とよたまひめ)が鵜茅不合葺命(うがやふきあえず 神武天皇の父)を出産する際に 八尋和邇(やひろわに)の姿に身を変えたとありますが この八尋和邇(やひろわに)がつまり 鱶(ふか)=鮫の姿だと言われています
この鱶(ふか) 実は旨いんです
私は和歌山の実家に夏に帰省すると必ずといっていいぐらい食べます
でも この鱶(ふか)漁師さんには不人気なんです 網を破り 魚(=商品)をダメにする 海の厄介者だったんです
しかし この鱶(ふか) 旨いんです
最近 よくジビエという言葉を聞きます
奥山から里山に降りてきて 人の生活を荒らす厄介者である イノシシやクマをはじめ 鳥獣を猟師さんが仕留めて食べる獣肉料理が人気ですよね
ジビエ料理と言われています
海にも厄介者がいるんです でも 旨いんです
和歌山や山陰地区以外にも 広島や愛媛など瀬戸内の一部や茨城や栃木の北関東 仙台や気仙沼にも鱶(ふか)を食べる習慣があるそうです
皆さん これから宮崎県の鱶(ふか)に出会う機会が多くなると思います
たんぱくな味ですが フライや湯引きにすると本当に美味しいんですよ
神話の頃より親しまれている鱶(ふか)
コラーゲンも多く プルプルした皮と淡白でもしっかりとした白身は 味付けしやすく 本当に美味しいです
これからいろんな魚を掘り起こしていきたいと思っています
お茶屋のとと噺 これからも楽しみにしてくださいね
今回も最後までお読みいただき ありがとうござます(多謝)
【おまけ】

これは鱶の湯引き 酢味噌をつけて食べます