西上寛の日々ブログ

今年は台風がたくさん来ます

2016/09/20

2016年6個目の上陸となった台風16号 鹿児島では橋が流されたようで人的被害がなければいいのですが心配です
私の実家(和歌山県九度山町)でも 使っていないガレージのシャッターが上がらなくなった と母から連絡がありました
今年は多いな という印象ですが 過去はどうだったかというと気象庁の統計では 過去15年で一番多かったのが2004年の10個 一方で一番少なかったのが2008年の0個 です

台風が来なかった2008年は8月26日から8月31日にかけて 紀伊半島から関東地方までの太平洋岸を中心に豪雨が襲いました 気象庁により「平成20年8月末豪雨」と命名され 甚大な被害をもたらしました

日本は夏から秋にかけて 農作物の収穫が目白押しですが その農作物にも被害が出れば 農家は大変なことになります
一年の苦労が水の泡になるのですから 大変です それでも補助金等で救済されるところは まだ救われますが 救われない場合は 本当に大変です

それよりも 消費者や飲食事業者はもっと大変です
突然 野菜や果物の価格が2倍 3倍になるのですから!

食べないわけにはいきませんし 買わないわけにはいきませんし 価格は高騰するし 飲食事業者 たとえば ラーメン屋さんやうどん屋さんなんかは ネギが高騰するだけで もう大変ですよね 野菜のように一気に値上げするとお客様から支持されなくなるかもしれませんもんね

そういう意味では 生産高が少ないからといって価格が高騰する一次産業は 守られていますね
普段から安く(?)しているから 利益をプールしていない(?)から 生産高が少なくなると 価格が一気に高騰するというのは 不思議です
私の事業に置き換えると 荒茶の生産高が少なくなって原料価格が高騰したからといって 袋茶の価格を年々変化させるとお客様から どう思われるのでしょうか?

一次産業の生産者にとっては いろんな天候要因で価格変動するのは 当たり前なんでしょうね
二次産業 三次産業の事業者にとっては 天候要因があっても価格を変動させずに消費者に届けるのが 当たり前なんでしょうね

このギャップは 非常に不自然です
では 二次産業 三次産業の事業者が 天候要因による一次産業の原料と同じように価格変動させると どうなるのでしょうか?

貨幣経済そのものが 成り立たなくなる可能性があります
そもそも 貨幣というのは紙きれであり コインです そこに『信頼』という要素が加わり 「金」などと交換可能な兌換紙幣から 不換紙幣という政策に代わりました

その「信頼」が 価格変動が少ない二次産業や三次産業により支えられているのです

一方で「物々交換こそ最高の価格政策である」と唱える説もあります
私は反対です 何故なら 物々交換する際の価値基準が人によってばらばらだからです

例えば ある人にとっては 鰯1匹はノート一冊の価値かもしれませんが また ある人にとっては鰯1匹は黄金10kgの価値かもしれません
その人の価値によって 交換するものを用意すればいいではないか?という考えもありますが そうすると鰯を渡す人が交換する相手を選んでしまいます
ノートと交換したい人は ノート1冊が黄金10kgと同じ価値にしないといけなくなります

経済=『経世済民(世を治め,民の苦しみを救うこと 大辞林第3版)』の政策にとって 貨幣に「信頼」を与えることがとても重要なことがわかります

一次産業の生産物も天候要因に関わらず 一定の価格で推移するために 生産調整が柔軟にされるようになれば いいですね
そうすれば 経済は安定すると思います ただし 不確定要素があるからオモシロイという博打的要素はなくなりますが…

そんなことを考えさせられた 台風16号の通過です
まだまだ 安心できませんので 針路に当たっている方々は充分ご注意ください

今回も最後までお読みいただき ありがとうございます(多謝)

【おまけ】
20160311%e8%b6%b3%e6%9f%84
神奈川県足柄の茶園 被害が無いことを祈ります