2025/11/03
茶のみ仲間のニシウエです
将来の 茶のみのムック本制作に向けて 今日から 一つ一つの製品に対する思い入れを書いていきます
100品ほどあるので 3か月ほどかかるかと思いますが お付き合いください
まずは 加賀棒茶<宝>です
山の葉の露 茶柱に一滴
日本のお茶は 主に中山間地で栽培されていました
「栽培されていました」と過去形になっているのは 明治以降 静岡では牧ノ原台地を中心に平地(里)での栽培が盛んになり
現在では 鹿児島でも 里のお茶が中心です
また より旨みの強いお茶が生産されるようにと 碾茶(抹茶)や玉露に似た風味を持たせようと 覆い下栽培(かぶせ)が主流になってきました
そんな中…
茶のみの加賀棒茶<宝>は 実は 中山間地の露地栽培 いわゆる 山のお茶 原料にこだわって作っています
もちろん かぶせのものや里のお茶でも 同じように作ってみました
が 山のお茶の方がおいしく作れました
清流のような清々しさを持つ旨み
山の中にいるようなふくよかな焙じ香
きりっとした 山霧の様な爽やかさ
山のこだまのように いつまでも残る薫り高い甘み
そんな まるで純米大吟醸の日本酒の様な ほうじ茶を作りたかったんです
お湯や水に つけっぱなしにしていても 渋みが出にくいほうじ茶(加賀棒茶)
それが 加賀棒茶<宝>です