西上寛の日々ブログ

今日から香り茶

2025/11/20

茶のみ仲間のニシウエです
今日から香り茶シリーズについて述べていきます

「アールグレイ」という紅茶のことをご存知の方も多いと思います
実は あの「アールグレイ」昔々は着香茶というカテゴリーのお茶でした
着香茶というのは 花の香りを茶に移すことで 芳しい香りのお茶にする製法です
有名なところでは 「ジャスミン茶(茉莉花茶)」があります

「ジャスミン茶」は茉莉花という花の香りを茶の葉に移すのですが 花の香りは雄蕊(おしべ)の根元にあり その生の雄蕊を茶の広げたところに攪拌して1週間程度で着香するそうです
同様のお茶には ベトナムの蓮茶という蓮の香りを宿したお茶もあります

さて アールグレイに話を戻しますと アールグレイの香りは「ベルガモット」です
相当調べたのですが ベルガモットの着香茶というものは どうも日本国内には 見つかりませんでした
今 日本国内に流通している「アールグレイ」は 香料による着香茶です

茶のみでは 香料は一切使用しておりません
理由は 二つあります

どうしても 香料は そのものの香りとは異なるという点です
例えば 桃の香りの香料がありますが 桃自体は あのような香りではありません
例えば グレープ(ぶどう)のジュースに香料が使われているものが多いのですが ぶどう自体は あのような香りではありません

人間の嗅覚を「だます」ことを 癒しの時間を提供する「茶」でしたくない
これが一つ目の理由です

二つ目の理由は 香料はオイル(油分)であるということです
香りの素は 油分であることが多いです
例えば珈琲 珈琲の香りはコーヒーオイルと呼ばれます
柑橘の香りのその多くは果皮に存在するのでがすが 果皮には香りの油分があるためです

茶と香料 つまり 水と油 です
だから 香料を使ったお茶を飲むと口中に香料の違和感(自然な感じがしない)が 残ります

そういう意味で 茶のみでは 香料のあるお茶は使いません

自然の香り 素材そのものの香りを大切にして 製品開発をしています
まずは そのことをお伝えしたかったんです