西上寛の日々ブログ

使われるシーンの数が消費される個数を左右する

2017/12/05

茶のみのニシウエです
商品開発をしていると「食シーンは?」とか「消費シーンは?」とか よく聞かれることがあります

例えば さくら緑茶
不思議なほどに 桜の季節になると スゴイ勢いで買われます
不思議なほどに 桜の季節が終わると ピタッ!と買われなくなります

桜が持つ日本的なモノや気分的なモノが その瞬間に「使われるシーン」を想起させるのでしょう

翻って いろんな商品開発のアドバイスを求められるのですが その際 よく気をつけているのが 『その商品が使われるシーンは どんなものなのか?』ということです

例えば 小売店で買っていただき自宅に持ち帰って使うのか?
例えば 小売店でギフト商品として 買う方と使う方が違うものなのか?
これだけでも パッケージや商品の中身(規格)が変わってきます

例えば 料理人の方に調理していただくものなのか?
例えば 居酒屋さんや弁当屋さんで 簡易調理で使っていただくものなのか?
これによっても 固まりで届けるのか?ある程度調理して届けるのか?変わってきます

その使われるシーンの数が多ければ多いほど 買っていただく可能性が高いです
しかしながら ライバル(競合品)が多いのも事実です
だからこそ 競合品とは違う何か(性能や特徴や物語など)を付加することに 一所懸命になるのです

その上で 使われるシーンの数をイメージできるかどうかが 支持される商品になるかどうかの分岐点だと思っています


使ってもらうシーンを気づいていただくのも 大切なことですよね