西上寛の日々ブログ

踏み込み

2016/08/02

大横綱にして名師匠だった 千代の富士こと九重親方が亡くなられました
昨日のBlogは千代の富士関へのオマージュでした 今日は 何故 あんなに強かったのかを考えたいと思います

まぁ 八百長疑惑もありましたが しかし八百長していたとしても あの力士としては小さな体で綱を張るのは並大抵なことではないはずです
力士の立ち合いを数値化したものがあったと思って調べてみると 横綱武蔵丸関の立ち合いの衝撃は1,150kgと1トン超でした
千代の富士関の頃は 小錦関がいました そんなパワー満点の力士と120kgそこそこの小さい体の横綱が勝負するなんて スゴイことですよね

さて オモシロイ数値を発見しました
中京大学スポーツ科学部の湯浅景元教授によると 現在最強の横綱白鵬関の立ち合いの瞬発スピードが4m/秒だそうです
陸上100mの世界記録保持者 ジャマイカのウサイン・ボルト選手が4.01m/秒だそうです
瞬間的な瞬発スピードなら横綱白鵬関はボルト選手並みだということです
では 横綱千代の富士関はどうだったか? 湯浅教授によると3.9m/秒 だったそうです!
既に25年前にボルト並みのスピードを持っていたと言えます

そういえば 千代の富士関が立ち合い負けした相撲は あまり記憶にありません
晩年は胸を出して 受けて立つ相撲が目立ちましたが それでも一歩目は仕切り線をまたぎ相手側に踏み込んだうえで受けて立っていました

関脇から大関 そして横綱へと駆け上がる1981年(昭和56年) 千代の富士関は 踏み込んだうえで 左前みつを取って 相手の腰を浮かせて 一気に寄り切るスピード相撲を確立しましたが その際 威力を発揮したのは 相手よりも先に踏み込んで先手を取るということだったんですね

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1988年(昭和63年)5月場所 対小錦戦の立ち合いの踏み込み

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踏み込んですぐに左前みつを引いて小錦関のパワーを封印

こんな芸当 八百長で出来るのかなぁ…

八百長の真偽はともかく アスリートとして一流であったことは事実だと思います

この千代の富士関の『踏み込み』から我々事業者は 鍛錬して鍛錬して その結果 時代の要請に応じて先んじて手を打つ そのために鍛錬を継続するということが小さな会社であっても 成果を上げるポイントであるという気付きが得られます

小さいからこそ 自分の強みを認識して努力して鍛錬して 更に自分の強みを磨き スピード感を持って事業運営にあたれば 横綱になれるということを教えてくださっている気がします

私ももっともっとスピード感をもって 鍛錬して力をつけて 事業運営に邁進してまいります

今回も最後までお読みいただき ありがとうございます(多謝)

【おまけ】
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1979年(昭和59年)7月場所13日目 対横綱北の湖戦
北の湖関の方が踏み込んでいる 結果 寄り切って北の湖の勝ち