西上寛の日々ブログ

領主か?国主か?

2021/01/24

茶のみ仲間のニシウエです
NHK大河ドラマが好きです 昨年からの「麒麟がくる」は面白いですね

以前 織田信長について研究したことがあります
いろんな研究論文にも書かれていますが 彼は簡単に考えると領主ではないといえます

つまり 自分の本拠地を転々とさせ 貨幣経済で城下町を潤わせ 地面にしがみつかない

一方 その当時の多くの武士は 領主志向が強い
だから 織田信長に任せられた地域の「領民」に対して施政し 自分のモノにしようとする
それは 平安時代から続く農業領主制のあらわれです

現代では転勤も当たり前ですが 織田信長のころは そんな考えはありません
しかし 信長はサラリー制を導入し 貨幣経済で国を動かそうとしたのです

一方 信長に引導を渡した 明智光秀は農業領主制を志向したのではないでしょうか?
ここは 研究のしがいのある部分化もしれません

そんな視点で大河ドラマを視聴すると より一層面白いですね