西上寛の日々ブログ

抹茶じゃなくて『上抹茶』⑤

2018/07/27

茶のみ仲間のニシウエです
今日は 伊勢の『上抹茶』の話です

三重県は 茶の生産高が国内第3位であることは あまり知られていない事実です
主に かぶせ茶(冠せ茶)という 煎茶に玉露のようなうま味を かぶせという手法を用いて付加することが多いです

特に四日市市水沢(すいざわ)は 「伊勢本かぶせ茶」という名で 茶のみでは扱っております

そんな 三重県産抹茶は 静岡県産 奈良県産 埼玉県産同様 渋みが強く 主に加工用として重宝されています

では 何故 静岡県産抹茶ではなく 三重県産抹茶を選んだのか?

『上抹茶』と呼べる美味しい渋みのある抹茶が三重県産だったからです

色や香りは 宇治 西尾 八女に比べて落ちますが ただ渋いだけのものではなく 美味しい渋みがある抹茶は 三重県産だけでした

だから ぜんざいや夏場のソフトクリームに よく合います
もちろん 飲む抹茶としても 上質なものです

伊勢の『上抹茶』
美味しい渋みです


かぐら餅ぜんざい
神楽には伊勢の『上抹茶』が よく合います