西上寛の日々ブログ

日本史教育について考えてみた

2018/03/19

茶のみのニシウエです
大学時代は文学部日本史研究室に在籍し 幕末の政治史の中でも『薩長の政治的連携の意義』を研究しました

中学の頃から 司馬史観に影響を受け 司馬遼太郎さんの小説をよく読んでいました
その頃から 何故 日本史の授業は縄文の昔から始まり 近現代史は三学期になるとそこそこに端折って終わってしまいます

そんな中 浅田次郎さんの著書『日本の「運命」について語ろう(幻冬舎文庫 刊)』を出張の道中に拝読しています

氏はそこで 日本史の教育 特に近現代史をしっかりと教えないのは 世界の中の日本の立ち位置を子供たちに教えないことである と嘆息しています

私もそう思います
いっそのこと 一学期のスタートを現代史から始めて 遡って行けばいいと思いますが みなさんはどう思いますか?
卑屈な史観を持つ必要もありませんが 事実は事実として 淡々と身近なところから遡っていくことは 自分たちの親 その親 そのまた親を遡っていくことになり もっと歴史が ひいてはこの日本という国が身近に感じることに繋がるのではないでしょうか?

一度 そういう遡り方を自分の中でやってみたいと思います


日本茶が世界に飛び出したのは 幕末長崎から嬉野はじめ九州のお茶でした
その後 静岡清水港が開港され 静岡の茶が盛んに輸出されました
たかだか 150年の歴史です